「日本モーターボート選手会会長杯」の3日目は後半3個レースで準優勝戦が行われた。1号艇は赤坂俊輔、宮地元輝、岩瀬裕亮が手に入れていたが、それぞれしっかり人気に応えて「逃げ3連発決着」。予選を首位通過の岩瀬が優勝戦の1号艇を獲得した。今年3回目のVを目指す岩瀬は、からつでの優勝を飾れていないが「結構好きなレース場。優勝できればいいですね」。舟足は全体に強めで乗り心地もそれなりに来ている。地元連覇に挑む宮地は2号艇。整備の効果ありで上積みは図れているが、2コースだと引き波を越えないといけないだけに「もう少し上積みを図りたい」。一発勝負の整備も視野に入れている。エンジン的にはセンター枠の両者が軽快で、赤坂は前節の優勝エンジンを味方に付けて出足に全幅の信頼を寄せている。上條嘉嗣は新ペラをしっかり調整して、回り足の良さに加えてピット離れも強め。もちろんピット離れで飛べば内に入る作戦だ。佐藤航と藤田浩人はパワー面で見劣るが、ともに攻めはシャープで差しからの食い込みは狙える。