九州地区ナンバーワンを決める「GⅠ第61回九州地区選手権」の優勝戦が13日に行われ、川上剛(福岡33歳)が前検日から1番時計をマークし、その勢いのままに1節間を8戦7勝、2着1本の準パーフェクトで飛ばし、GⅠ戦3回目の優出で見事にGⅠ初優勝を成し遂げた。また、地元佐賀支部からは三井所尊春がただ一人優出、22%モーターを「イチかバチか」の大整備で急上昇させた。
優勝戦の進入は123/456。右横風3m、気温6度でスタート。3コースの今井貴士がへこみ、4カド篠崎元志が少しのぞいたが、内の川上と三井所が伸び返して内が優勢の隊形に。「足に自信があった。エンジンが連れて行ってくれる」と思っていた川上がイン先制。差して続いた三井所がバック後半から最短距離で2マーク先マイしたが、川上が2マーク差し返してアタマ争いに決着をつけた。2番手の三井所に対して篠崎が猛追、2周1マークで三井所がまくって決着ついたと思えたが、そこからまた篠崎が追いかけたが、抜くまでは至らず…。
勝った川上は今年正月の芦屋以来、通算では26回目の優勝。唐津では3回目の優勝。新しい九州地区チャンピオンとなった川上は今年11月に地元の芦屋で開催されるSGチャレンジカップを大目標に活躍を決意している。