記録的な大雪、低温となった24日、唐津では「GⅠ全日本王者決定戦 開設62周年記念」の優勝戦が行われ、前日の準優でアウトまくり差しを決めて優出の石野貴之(大阪33歳)が、今度は4カドからの鋭発まくりを決めて優勝した。田中信一郎、渡邊雄一郎ら大阪勢が3人優出、地元からは古賀繁輝ただ1人が優出していたが、5日目から機力上昇していた石野の強さが光った。
優勝戦のスタート展示は降雪で視界が悪く135642と並びだけがやっと分かる状態。本番の視界はやや回復し124/356の隊形。右横風5m、気温氷点下3度いう厳寒の中でスタート。3コースの古賀がへこんだのに対し、ダッシュ3艇はゼロ台のスタート。カドの石野が絞っていき、内3艇は抵 抗できず、インの原田幸哉ものみ込まれた。まくった石野の内へ井口佳典がまくり差したが石野までは届かずに2番手。古賀と田中の3番手争いとなったが、2周1Mで古賀が全速で回り決着。
石野は昨年オーシャンカップを制するなど獲得賞金賞金は第3位(自身最高位)だったが「今年も頑張ります」と今年のGⅠ初舞台を勝利で飾った。通算優勝は36回目。GⅠ優勝は5回目。唐津では2回目の優勝。勝ちタイム1分46秒2は現有モーターのレコード更新。