12月15日、熱戦が繰り広げられた「GⅠダイヤモンドカップ」の優勝戦が行われた。
2日目のドリーム戦で6コースまくりを見せるなど、予選をトップで通過した山田康二がポールポジション。GⅠ初Vへ王手をかけ、師匠の峰竜太も5号艇で優出した。
追い風1メートルの絶好のコンデションのなか、優勝戦のファンファーレが鳴り響き、進入は枠なりの3対3。コンマ11の好スタートを放った山田は、1マークを先取り。記念初Vへのプレッシャーを感じさせず、輝く水面にきれいな弧を描いた。3周回を独走しゴールの瞬間はガッツポーズ。ピットでは師匠の峰と抱き合いともに涙した。
山田はこの優勝で来年3月のSGクラシックの権利をゲット。さらにはSGオーシャンカップのポイントも上積みして出場権をぐっと手繰り寄せた。表彰式では多くのファンに祝福され「もっともっと強くなってSG(タイトル)を持って帰ってきたい」と力強く宣言した。