5日間開催「日本モーターボート選手会会長杯」が29日、開幕する。初日メインの12Rドリーム戦で1号艇を務めるには、東都のエース、濱野谷憲吾。前検では起こしの鈍さを口にしていたが、持ち前の調整力があれば上積みは必至。幸先良く滑り出して今年3回目のVへ突き進む。その他のドリーム組では、林美憲がエース55号機を獲得。ただ、素性通りの手応えを得ることができず、早速の整備を示唆。機力の良さをどこまで引き出せるか注目だ。池永太も好素性機を手にしたが、その力強さは鳴りをひそめた。渡辺浩司が引き当てた18号機は、72周年記念で桐生順平が優出を果たした一品。下出卓矢は低調機を引いてしまうも、決して悲観の色はなかった。一方、地元の安河内将の気配がひと息。ターン回りの物足りなさを嘆いていただけに、整備を敢行してどこまで立て直せるかが鍵となりそう。予選組では良機を手にした新出浩司や、青木幸太郎、伏田裕隆の気配が良好。地元勢では牧山敦也や136期の新人、日高龍之介も好感触を得た。前検一番時計は6秒67で、為本智也がマーク。タイム通りに伸びの手応えが良く、主力組を脅かす台風の目となりそうだ。